原因の憶測、夫との話し合い

夫の盗撮が発覚した夜、話をした。


理由をどうしても聞きたかった。


ネットでの情報収集では、原因の一端に

思春期の家庭環境 や

普段の生活が抑圧されている事

などが挙げられていた。



夫の家庭環境は、素敵としか言いようがない。


聡明で、気配りも気遣いもこの人以上に出来る人はいるのか?と思うほどで、それでいて可愛らしいお母さん。

面白くて、厳しそうだけれど芯が通っていて、器のとても大きいお父さん。

お姉さんたちも、いつも気遣ってくれる優しい人たちだ。


常々、私は彼のご両親は神かな?と思っている。

お義母さんのようになりたい、そう思っている。


そんな素敵な家庭で愛情持って育ってきた夫は、前述のとおり穏やかで楽しくて優しい人である。


原因がそこだとは考えにくい。


では、現在の家庭環境にあるのだろうか。

そこには自信がなかった。


私は頻繁にではないがヒステリックに怒ることもあるし、夫と一緒に暮らし始めてからセックスの頻度が激減した。

別に理由は特になく、いちゃつくだけのことはほぼ毎日しているから不満でもなく、明日でもいいかなと延び延びになっているだけのことだった。


ただそれが原因だと言われれば、疑問には思わない。

確かめたかった。



夫から話を聞くと、それもどうやら違った。


しんどくて夫の顔は見れないまま、いくつか質問した。


いつから?

 →中学生の頃から。

頻度は?年に数回とか?

 →うん。

どうして?

 →あまりハッキリと答えなかったが、どうやらスリル目的の方が近いらしい。

私が同じことされたら、とか考えなかった?

 →考えたことなかった。


中学生から、との答えにうろたえて聞き返してしまった。聞き間違いではなかった。

原因が私であることではなさそうだが…

盗撮歴長すぎない?


今までバレたことなかったの?

 →ない。



終始、ごめん と言っていた。

それは私ではなく今までの被害者たちに言え。


二度としないで、と言うと、

うん。二度とせん。と答えた。


ただ、ここでどれだけ誓おうが、窃視症が治るわけではない。


それでも次しようと思ったときの抑止力になれば、と希望を込めて、

「次、したら、ご両親に相談する」

「あなたがそれをするとき、私もどこかで誰かに同じ事をされていると思え」

この二点を伝えた。



それは病気なんよ。

と伝えると、どうやら知っているようだった。


だが今まで心療内科やカウンセリングに行ったことはないようだった。


行きづらいのも分かるし、不安なのも理解できるが、本気で治す気あんのかコラといらついた。

同時に、"バレたくない"よりも"止めたい"と思っていたことに少しだけほっとした。


夫はその場でカウンセリングの予約を素直に取っていた。

観念したからなのかは分からないが、そういうところがいつも素直である。


翌日の予約が取れた。

盗撮なども取り扱っているカウンセリングルームらしい。


もし、そこが悪質なところで、相談内容をネタに脅されたりしたら、という不安もあった。

だけどまずは行ってみないことには治せない。


もし脅されたら、その時は一緒に自首しようね。

それが妻としての責任なのではないかと思った。